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お願いです
投稿者:天さん 投稿日:2011/03/25(Fri) 21:08 No.1051
 
あの、初めまして。天さんです。
ミスフルの小説を読んで、原作と遜色のない展開にビックリして楽しめました。
少年ジャンプでミスフルを読む時と同じ感覚が思い出されました。

なので、続きが出てないと言う事でまたビックリしました。
包帯投手と猿野の出会いで終わってるので、気になってしょうがないです。
忙しいとは思いますが、なんとかできないのでしょうか?
無理なお願いを書き込んですみませんでした。


Re: お願いです
仁也 - 2011/03/30(Wed) 22:06 No.1052
 

初めましてて天さん。
まずはあんな昔の作品を覚えていてくださってお褒めいただきありがとうございます。
ミスフルは今でも私の教科書と呼べる作品のひとつです。
天さんの記憶どおりサイトで公開したものは猿野と屑桐の再会シーンまでです。
天さんみたいな人がいてくれるなら、またいつか続きを書いたいなと思えます。
まあしばらくはクソ忙しいので無理ですが。
ちなみに昔の作品は消したわけではなく、トップからのリンクが無くなっただけでこちらから読めます。

http://homepage2.nifty.com/shiritsumeioutosho/shodana.htm

背景画像とかは別のサーバーに保管してあったので消えましたが。
今パソコンを漁ったら、216発目の書きかけを見つけました。
どうも台詞を先に書いて、地の文を後から付け足す形で書いていたようで、途中から地の文がなくなってます。
今はこれでお許しください。


216発目 俺が野球をする理由
仁也 - 2011/03/30(Wed) 22:13 No.1053
 

 酒瓶の入ったケースを二人で手分けして軽トラに積み込む。
 黙々と作業を続ける屑桐の背中に複雑な視線を送りながら、天国も最後の荷物を下ろして声を張り上げた。
天国「ふ〜、お袋〜! 積み終わったぞ〜!!」
 その声に店の中から母が姿を表す。
母「ありがとうね二人とも。それじゃあこれから配達してくるから、屑桐君はもう上がっていいわよ」
 屑桐ににこやかな笑みを浮かべながら、彼女は運転席の扉を開ける。
屑桐「失礼します」
 礼儀正しくお辞儀をすると、その肩を後ろからがしっと掴まれる。
 その手の主の方を振り向けば、そこには口の端を吊り上げた天国の胡散臭い笑顔があった。
天国「まあまあ、ちょっと休んでけって。麦茶くらい出してやるからよ」
 その言葉に、屑桐は表情を変えず天国を見詰め返す。
天国「泡の出る麦茶と黄金の麦茶、どっちがいい?」
屑桐「どっちも同じだ! そして明らかに未成年が飲んでいいモノじゃない!!」
 怒気がこもったツッコミがオレンジ色の空に響いた。

 風鈴の鳴る音が夕方の涼しい風を運んでくる。
天国「つーかさ、アンタどうしてこんな時期にバイトなんてしてるんだよ?」
 透明なグラスに注がれた麦茶を半分ほど胃に流し込んだところで、天国は縁側に座る隣人に言葉を投げかけた。
屑桐「その台詞はお前にも返す」
 隣人は瞼を閉じたまま顔を天国の方に向けることもせず、そう返答する。
 その言葉に天国は食ってかかる。
天国「あっ、なんだぁ? 家の仕事手伝っちゃ悪いってのか。だいたいこれだっていいトレーニングになってるんだぞ!!」
屑桐「それには同意見だ」
 屑桐の素っ気無い返事によって二人の会話は途切れ、しばしの沈黙が流れる。
天国「はぁっ」
 天国はひとつ溜息を吐(つ)くと、両手をヒラヒラさせながら庭のほうに顔を向ける。
天国「あ〜あ〜、そうですか。天下の華武様は一足先に決勝進出を決めちゃってもう余裕ですか。練習なんてしないでも楽勝ですか」
 その言葉に屑桐はゆっくりと瞼を開けた。
屑桐「練習せずに勝てる人間などこの世にいない。今だって華武は一部のメンバーを除いて臨時合宿に出ている」
 真面目に返されたことで天国はキョトンとする。
天国(こんな時期に合宿……?)
 一瞬頭の中で疑問符が浮かんだが、
天国(あっ、いや待てよ。十二支(ウチ)だって黒撰との試合の前には臨時合宿したし、ってーことは)
 すぐにその簡単な方程式は解けた。
天国「ほ〜ぅ、ほ〜ぅほぅ」
 そして嫌らしい笑みを浮かべながら、屑桐に顔を近づける。
屑桐「今度はなんだ?」
 屑桐は鬱陶しそうに顔を歪めるが、天国にそれを気にした様子はない。
天国「いやいや、つまりあのお面監督も俺たちにビビっちゃってるわけだ。ひょっとしてこの前のセブンブリッジとの試合を見ちゃったかなぁ?」
 いやぁ、自分で言うのもなんだがあれは熱かった。大熱戦だった。まだ終わってないんだけどよ、と一人で勝手に語りだす。
 天国は屑桐の肩をポンポンと叩きながら。
天国「まぁ、安心したまえ! 決勝で俺たちが華武を倒した暁には露店で買った。セーラームーンのお面をプレゼントしてやるから」
 菖蒲監督がセーラームーンの仮面を被って「御柳、月に代わってお仕置きしてきなさい♪」と命令する姿が二人の脳裏に浮かぶ。
屑桐「監督を愚弄するな」
 重々しい声で屑桐は釘を刺した。
天国「それで? そんな大事な合宿にアンタは参加せず自主練もするわけじゃなくなんでバイトなんてやってるんだ?」
 屑桐は横目で猿野を見ながら、
屑桐「お前、父親がいないのか?」
 猿野は鳩が豆鉄砲喰らったような顔をした。
天国「お袋が言ったのか?」
 天国は口元を歪めながら聞き返す。
屑桐「いや直接は訊いてない。だがあの人と世間話をする内に二人暮らしなのが暗に感じとれた」
 天国は息を吐き出しながら、
天国「ああそうだよ、だけど同情なんかいらねーぞ。世の中片親の奴なんて星の数ほどいるだろうよ。そいつらと同じだ、親父なんてもう死んだもんだと思ってる」
屑桐「なるほど。俺のように、か」
 えっ?と言おうとして言葉にならなかった。天国が目を見開く。
屑桐「俺の親父も3年前に死んだ。借金だけ残して、寝煙草で家を全焼させて逝った。もともと裕福な家庭じゃなかったからな、俺も時間さえあればバイトをして家計を助けているんだ。肉体労働系の仕事は体を鍛えられるからな、一石二鳥だ」
天国「ちょ、ちょっと待てよ! それで俺に変な親近感とか感じてんじゃねーぞ! だいたいウチの親父は死んじゃいねー、単なる離婚だ。アンタの方がずっと大変な状況じゃねーか! それと野球を並行してやってきたんだろ!?」
 屑桐は無言で天国に視線を合わせる。
屑桐「ああ、お前は違うのか?」
天国「ぜんっぜん違うね! 華武と試合したとき言ったろ? 俺は野球初めてまだ2ヶ月だって。高校入ってからスポーツ始めたって」
 天国は空を見上げる。
天国「アンタは俺の質問に馬鹿っ正直にすべての理由を答えてくれたからな。俺もちょっと正直に話してみるぜ?
 俺の親父な、野球選手だったらしいんだよ。つっても俺が物心ついてからは野球やってる姿なんか一度も見たことなくって、自分はいっつも家でごろごろしてるくせに俺やお袋には怒鳴り散らしてるロクデナシな姿しか覚えちゃいねーよ」
天国「そんでな俺の二つ上の兄貴に世界に通用する才能があるとか言い出して、兄貴を連れてアメリカに飛び立っていきやがったんだ。そんで離婚。俺がまだ幼稚園にも入ってない頃だな」
天国「それ以来音沙汰ナシ。こっちから探しにいく気もねーよ。俺としては父親なんか死んだ、兄貴なんて最初からいなかった。そう考えるようにして過ごしてきたんだ。
 お袋は知り合いのつてでこの酒屋を初めてな、小学校に上がるあたりから俺も少しづつ家のことが手伝えるようになってきた。
 親父のせいでスポーツそのものに嫌悪感があったのかもしれない。小学校高学年からは同級生の男子がリトルリーグだの、少年サッカーだのやってるのを横目で見ながら早足に家に帰って、店を手伝ってた。
 中学もそんな感じで部活には入らなかったな。そんで女の子にモテるスポーツ野郎を妬んでるだからほんとガキだったなって思うぜ」
 天国は苦笑した。
天国「高校に入ってからはな。家計にも余裕が出てきてバイトを雇えるようになってきたから、部活にでも入って青春を謳歌することってお袋に言われたんだ。つーかあれは命令だったな。バイトなんか雇わなくていいから今までどおり俺が店を手伝うって言うのを断固拒否してくれたし」
天国「そんでな、今まで背負ってたものが急になくなっちまってどうしたらいいかわからなくなってたんだ。本当は今まで部活やってた奴らが羨ましかったのかもしれないけど、それを認めたくなくて心では意地張ってた。
 とりあえず友達と一緒に部活見て回ってて、一目惚れした女の子の気を引きたくて野球部に入ったんだ。真剣に野球に打ち込んできたアンタから見ればムカつくような動機だろ?」
 苦笑いを屑桐に向ける。
天国「だからお世辞にも野球が好きで始めたわけじゃないけど、なんだかんだで始めてみると楽しかったな」
 そうだ、俺は仲間と一緒に楽しく野球やってればそれでよかったんだ。
 でも今、目の前に立ちはだかってる男は違う。
 あの日の親父と同じ、スポーツにのめりこむあまり心配してくれる家族や仲間を悲しませて。
 天国の脳裏にはあのときの少女の涙が蘇る。
 前に必死で進もうとするあまり、後ろから支えてくれる人のことを忘れている。そんなのってない!
 あのときは子供だったが今は違う。
 あの日と同じ涙を彼女に流させはしない。
 それが、俺が野球をする理由。


ありがとう。
天さん - 2011/04/01(Fri) 00:38 No.1054
 

 こんばんは。書き欠けでも読ませてくれて嬉しいですw
 後で推敲するつもりだったんですね。
 僕もミスフルはとても印象深い漫画なので、セブンブリッジの急な展開がちょっと納得がいきませんでした。
 衝撃的なあの展開も悪くなかったのですが、不自然な急展開が気になってました。
 それを補完しようとしたこの小説は僕にとって天の恵みでした。

 あとロイヤルストレートフラッシュって謎の魔球まで補完してたのは驚きました。
 しかも原作で謎のままだったスワロー三飛翔も出てきて嬉しい限りでした。
 あとホッペ先輩の新魔球にもw

 いつ完結できるかは知りませんけど、気長に待つ事にします。
 大袈裟かも知れないけど、出会って本当によかったです。
 本当にありがとう。


今回も無事読めました♪
投稿者:マアト 投稿日:2010/08/22(Sun) 22:46 No.1042
 
久しぶりの配信で嬉しかったです。
確かにキャラが多くて、ちょっと読み直ししないとちゃんと把握できていないっぽい;
でも相変わらずの仁也さん節が心地よくて、ツボを押さえているのも流石です。

「いや、消える魔球とかそんなレベルじゃない。むしろ消える地球だ。」などというのもよいけれど、
「来た球を打つ!」みたいな、人間国宝級のかたのセリフをネタにしていたり。

> この隙にセカンドがランナーにこっそり近づき、キャッチャーからの牽制球を受け取りランナーを刺す。これをピックオフプレーと言い、」

ランナーコーチとかいるんじゃ……??

番外編も面白かったです!
RPGに置き換えたところが腕ですねぇ。

今が一番お忙しいのかな。
こちらはまだ真夏日ですみますがそちらは猛暑日がまだまだ続くようですね。
くれぐれも熱中症や夏カゼにはお気をつけて。
次回の配信を楽しみにしています。


Re: 今回も無事読めました♪
仁也 - 2010/08/24(Tue) 16:08 No.1043
 

マアトさん、感想ありがとうございます。
詳しい説明は省きますが、ピックオフプレーには他にも二塁ランナーや三塁ランナーを刺すものもあります。
ランナーコーチだってきっとボールの行方に注目してるんだよ。
でも翼の言うことも正しくて、こんなのは滅多に決まらないプレーです。
プロ野球の選手はシーズン中に数えるほどしか起こらないであろう特殊な状況を想定して、滅多に決まらないようなトリックプレーであってもしっかり練習するそうです。
大切なのはいつどんなチャンスが来てもそれを逃すことのないよう日頃から準備を怠らないことでしょう。
翼も本心で言ってるというよりは、叱られたのが悔しくて相手の粗を探したくて言ってしまったという感じが強いです。
言い返したいけど、言い返すと火に油になるから我慢するときってありますよね。
今回はまさに、それを翼は言ったけど幸平は我慢したという感じでした。


どういうわけか
投稿者:マアト 投稿日:2010/06/03(Thu) 23:22 No.1038
 
初回時の配信では読めなかったのに、時間が経ったからか3話以外は全部読めました……。
(3話も別口で読めたのでノープログレムなのですが)
どうしてだかよくわからないのですけれど、全部読めるようになるには時間がかかるということなのかしら??

最大のピンチってやつでしょうか。
控えの選手がいない以上、静佳ちゃんのケガがどの程度なのか非常に心配です。
次の回からも投げられる?
あるいは幸平クンや他の選手が??

如何せん人数がギリギリなだけにできることは限られている。
または反対に予想外な展開に?
実に良い所で切りましたね〜。
次回の配信が楽しみです!


Re: どういうわけか
仁也 - 2010/06/04(Fri) 13:45 No.1039
 

マアトさん感想ありがとうございます。
なにはともあれ全部読めてよかったです。というわけで第六話を配信します。
ピッチャー一人が怪我しただけで優劣が逆転するのは、野球モノの王道パターンですよね。
静佳ほどではないですが千夏や柚希も一応投手経験があります。幸平が投げるっていうのは最後の切り札ですよ(ニヤリ)。


早々と配信ありがとうございます!
投稿者:マアト 投稿日:2010/05/28(Fri) 01:02 No.1037
 
今日は1話のみの印象ですが、多少ネタバレでいきますね。

日本人形さんVS西洋人形さんの対決は、いわば幸平クンのお名刺代わりというわけですね。
彼女たちは新中1生だから、投げる球も当然ストレートのみ。
しかしコースの投げ分けが非常に丁寧ですし今後も楽しみにしています。

修省箇所と思われるところを一応ご報告して、今日は失礼いたします。

> 人それを『幼馴染』と言うのではないでしょうか?


メール配信申し込みま〜す!
投稿者:マアト 投稿日:2010/05/25(Tue) 23:48 No.1036
 
うっっ!
完全に出遅れました;;
しかも某作家に先を越されているというのが、なんとなく釈然としませんが……。

メールフォームで送ったけれど、正しく表示されているかしら?
ともあれどんな作品が届くのか、ワクワクしながら待ってます♪

お体にお気をつけて。
それでは失礼いたします〜。


最後まで読んで知った
投稿者: 投稿日:2010/03/07(Sun) 21:46 No.1033
 
Firefoxだと普通に横書きだったよ探偵! IEで開いてみたら、確かに縦書きだったけども!

横書きでも特別な違和感はなかったので、どうせ書くなら普通にWEB公開すれば良いのではとも思ったが、まあ無理強いはすまい。

これなんてエロg(ry
女の子キャラが多くてまだ把握しきれんが、ラストの勝負はなかなか燃えた。
配球云々は「ダイヤのA」を連想した。てゆうか野球好きだね、探偵。

余談だが、そもそもスピードスペル40枚デッキにして後攻とれば、基本的に2ターンキルできるよね? 3ターン目を生き延びられれば。
遊星さんはアンドレを倒すけど、スピードワールド2のバーン効果でチマチマ焼かれて負けるに1票。これがチーム戦というものか……。


今回はあえてネタバレ要素を省いて、掲示板に感想を書いた。
忙しいようなので、返信はしなくてもおk


メールを送信しました
投稿者:仁也◆fInBf4Tl 投稿日:2010/03/06(Sat) 12:39 No.1032
 
今回言った掲示板のメールフォームとは、一番上の“管理人にメール”の箇所です。しかしこれは私に届くときは改行もされないし不具合も多いということが判明しました。とはいえどうしようもないんですが。
メールが正しく届いてないという方がいたらお知らせください。


というわけで
投稿者: 投稿日:2010/03/04(Thu) 20:26 No.1031
 
まずは1番乗り(?)である。

(「表」を@に置き換えてください)


ここって昔小説ありましたよね?
投稿者:カイト 投稿日:2009/05/04(Mon) 20:36 No.390
 
入学式?探偵部?の小説読みたくて来たんですけど消してしまったのですか?


はじめまして★
投稿者:ユウ 投稿日:2009/05/01(Fri) 07:20 No.384
 

いつもROM専ですけどw
書き込んでみましたw
とりあえずよろしくって事で失礼します(^^;(オイ

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